■お知らせ
ゼクシィ恋結びは2020年8月に閉鎖し、ゼクシィ縁結びにサービスが統一されました。縁結びとwithの比較をご覧になりたい方は以下の記事を参照下さい。
ブライダル情報メディア「ゼクシィ」が提供する恋結び、東証マザーズ上場企業が運営するwith(ウィズ)。ともに超強力なバックグラウンドを持つ信頼性の高い恋活アプリです。
女性は完全無料なので気軽に併用できますが、男性の場合、マッチングしてからメッセージ交換するには定額制の有料会員になる必要があります。課金するなら、どちらか1つに絞りたいという方が多いはず。
では、ゼクシィ恋結びとwithって、どんな違いがあって、どっちが出会えるんでしょうか?徹底比較します!
本題に入る前に1点確認しておきます。ゼクシィは今回取り上げた「恋結び」の他に「縁結び」というサービスも提供しています。僕もマッチングアプリ初心者の頃はそれを知らなかったんですが…
恋結びは男性有料・女性無料の恋人探し向きアプリ、縁結びは女性も有料の結婚相手探し専門アプリです。もし婚活サービスをお探しだったなら、ゼクシィ縁結びの評判は本当か?ガチで評価!をご覧下さいまし。
それでは本題に戻って、まずはゼクシィ恋結びとwithの基本情報の比較して、簡単に違いをまとめます。会員調査は2019年7月に実施したもの、料金は2019年11月時点の情報です。
■基本情報比較
恋結び | with | |
---|---|---|
開始 |
2014年 |
2015年 |
運営会社 |
(株)リクルートマーケティングパートナーズ |
(株)イグニス |
登録会員数 |
49万人 |
117万人 |
男女比 |
男性66.2% |
男性65.8% |
メイン年齢 |
20代54.8% |
20代63.0% |
料金(1ヶ月) |
3480円 |
3600円 |
料金(3ヶ月) |
2997円 |
2667円 |
ともに運営会社の信頼性は抜群。ゼクシィ縁結びのリクルートについては言わずもがな。withのイグニスは初耳の方も多そうですが、ゲームアプリ開発で東証マザーズに上場した優良企業です。
男女比もともに優秀。ちなみにペアーズの女性構成比は30.6%、Omiaiは29.1%なので、比べると恋結びもwithも女性比率が非常に高いことが分かります。
20代比率はゼクシィ恋結び54.8%、withは63.0%(ちなみにペアーズは49.9%)。ともに婚活というより、恋活ユーザーメインという点も似ていますね。
こんな風に両方とも年齢層は低め、結婚相手というより彼氏や彼女を探すのに向いていて、似たユーザー層をターゲットにしています。
一方、大きな違いは会員数。withはゼクシィ恋結びの2.4倍の規模です。約1年前の2018年8月時点では1.7倍だったんですが、withが急激に会員数を伸ばし、一気に突き離しました。今の勢いなら、今後はもっと差がつきそう。
男女比は拮抗しているので、会員の絶対数が多い分、ほとんどの地域でwithの方が断然有利です。正直、恋結びは過疎っている地域が多く、現状では完全に大都市限定のマッチングアプリと言えますね。
利用料金は1ヶ月プランでは恋結びの方が120円安く、僕一押しの3ヶ月プランではwithの方が月額330円、3ヶ月トータルで990円安くなっています。
機能面は、多くの人は相性診断コンテンツで楽しみながら共通点の多い相手を探せるwithの方が使いやすいと感じるはず。
というわけで、ここで一度、僕の結論をまとめます。ともに特に20代〜30代前半に向いた恋活目的メインのアプリなんですが・・・
最も大事な出会いやすさでwithが有利。二者択一なら、まずはwithを試すべきかと。恋結びは大都市限定の穴場狙いという感じです。
この先はもっと細かな違いを知りたい方のために、より突っ込んだ比較をしていきます。
両方とも会員数は非公開。でも、マッチングアプリが公開している会員数って今までの累計なので、すでに退会した人も数に含まれているし、先にスタートした方が有利です。
そのため、規模をはかる1つの参考値に過ぎません。それより大事なのは今実際に登録している会員数、そして男女比です。これが出会いやすさに直結するんですよね。
その点、ともに検索でちゃんと対象人数を表示してくれるオープンな運営なので(大手でもオ○アイは非公開…)、2019年7月時点の登録会員数を調査してみました。
項目 | 恋結び | ウィズ |
---|---|---|
男性会員数 |
327,519人 | 772,142人 |
女性会員数 | 167,455人 | 400,866人 |
男女計 |
494,974人 | 1,173,008人 |
うち女性比率 | 33.8% | 34.2% |
両方とも後発組だけに、今のところ先行組のペアーズのような数百万人クラスの大規模サービスじゃありません。恋結びは小規模、withは中規模と言えます。
会員規模が小さいと、人口の少ないエリアでは異性の絶対数が物足りないデメリットがある一方、逆に人口が多いエリアでは競争が緩やかになります。これが大規模サービスにはないメリット。
そんな意味ではゼクシィ恋結びもwithも、都市部周辺で活躍する穴場的なアプリという点で共通してますね。
ただ、ご覧のように、withはゼクシィ恋結びの2.4倍の規模。この差は人の少ない地方ほど、如実に感じると思います。
例えば、東京都のように何万人もの異性が活動している場所なら、何も問題ありません。実際、現時点で都内ではゼクシィ恋結びで3万6千人、withで8万8千人もの女性が登録しています。
このようにターゲットの人数が充分なエリアの場合、出会いやすさは男女比に依存します。
でも人の少ない地方の場合、異性の絶対数がボトルネックになって、出会いのチャンスを制限するようになります。
例えば、僕が昔住んでいた栃木県で25歳〜35歳までの女性を探すとします。検索すると現時点で、恋結びには1,024人、withには1,880人の対象者がいます。
例えば1日30人ペースでプロフィールを見ていくと、恋結びの場合、約1ヶ月で全員見終えてしまいます。一方、withなら約2ヶ月はフレッシュに楽しめますね。
要は候補になる異性の絶対数が少ないと、すぐに検索で表示される異性の顔ぶれが変わり映えしなくなり、マンネリ化が早いわけ。
実際には新規会員もいるし、周辺県もターゲットになるので、そこまで単純計算じゃありませんが、この傾向は間違いなくあります。
そんな点で、withの方が長期利用に耐えうる地域が多いと言えます。
また、withの方が少しサービス開始が遅かったのに登録会員数が断然多いのは、ゼクシィ恋結びより人気が高く成長スピードが速いことも分かります。
ちなみに2018年8月と2019年7月を比較した時の会員数の伸び率は恋結び118%、withは165%。withは今、最も勢いのあるマッチングアプリの1つであり、今後会員数の差はもっと開くでしょう。
男女比はゼクシィ恋結びもウィズも、めちゃめちゃ優秀です。マッチングアプリでは女性比率30%なら、男性にとってかなり出会えるアプリと言われます。大手のペアーズやOmiaiがそうですね。
でも、ご覧のように恋結びもwithも35%弱。つまりはバランス的には、ペアーズやOmiaiより、男性がマッチングしやすい=出会いやすい環境があるってことです。
ただ、先程書いた通り、特にゼクシィ恋結びの場合はバランスの前に多くの地域で会員数がボトルネックになりますけどね。
続いて、女性ユーザーの年齢層を比較してみます。これも検索で表示される人数を調査し、年代別に構成比をまとめました。
■ゼクシィ恋結び
10代 | 20代 (うち20代後半) |
30代 | 40代以上 |
---|---|---|---|
0.9% | 60.0% (40.2%) |
31.9% | 7.2% |
■with(ウィズ)
10代 | 20代 (うち20代後半) |
30代 | 40代以上 |
---|---|---|---|
2.5% | 65.1% (34.5%) |
25.2% | 7.2% |
■ペアーズ
10代 | 20代 (うち20代後半) |
30代 | 40代以上 |
---|---|---|---|
1.9% | 56.3% (32.9%) |
30.6% | 11.2% |
参考として掲載したペアーズと比べてみると、違いはあきらか。ゼクシィ恋結びとwithのユーザー年齢層は20代構成比が高く、40代以上が低い点で、かなり似た属性であることが分かります。
ともにTinderのような出会い系色の強いアプリとは違い、真面目に恋愛したい女の子が多いのがいいところですね。
更に細かく見ると、恋結びの方が20代後半〜30代の層が厚く、withより年齢層は高め。加えて恋結びには「ゼクシィ」のブランドイメージの影響もあってか、結婚を意識したライト婚活女性はwithより多いと感じます。
と言っても、僕ら男は婚活なら、ゼクシィ縁結びの方が女性の真剣度が高い(※女性も有料なので)ことを知っているので、恋結びで婚活する人は少ないかと。男女間の意識にややギャップがある気もします。
というわけで年齢層の比較と実際に使っている感想をまとめると…
ともに20代が多く、恋人探しユーザーがメイン。年齢層は恋結びの方がやや高めで、結婚を意識した女性もより多めですが、実感としてはそれほど大きな差はないかと。
いいねでマッチングが成立すると、メッセージ交換できる基本的な仕組みは一緒。
あまり細かい機能の違いを持ち出すと余計に分かりにくくなるし、出会いに決定的な影響を与えるわけじゃないので、比較するのはやめておきます。
というわけで、それぞれの売りの機能をピックアップして簡単に紹介すると…
恋結びの個性的な機能といえば、GPSを活用した「つながりで探す」機能。
優良マッチングアプリでも、位置情報連動機能を装備しているところは、ごく少数です(※無料をうたったサクラだらけの詐欺チャットアプリには多いけど…)。
つながりで探すは自分の位置から、5km・25km・50kmと3段階で、共通点(趣味など)がある相手を紹介してくれる機能で、表示された相手を見て「気になる!」か「ごめんね」を選んでいきます(←無料)。
ただ、良くも悪くも、つながりで探すの特徴は、気になる!もごめんねも相手に通知されない点。その分、気軽に選べるメリットはあるんですが…
マッチングするには、相手側もつながりで探すであなたを見つけて、気になる!を押してくれるしかないんです。偶然性に大きく左右されるので、ココからマッチングすることって、実はそれほどなかったりします(^_^;)
でもプロフィールを見ると足あとは残るので、そこから相手があなたの存在に気付いてくれる可能性はありますけどね。
withの売りは診断イベント。簡単な質問に答えていくと、あなたのタイプを診断し、相性の良い異性を紹介してくれます。
これ、心理学や統計学を基礎にした科学的な分析で、丁寧に解説してくれるので納得性が高い。
そして何よりもイベント期間中毎日10人に無料でいいね!できる、しかも通常withポイント3pt=300円消費するメッセージ付きまで無料というのが太っ腹。
全てのイベントに参加すれば、これだけで月に最大300人に無料でメッセージ付きいいね!できてしまうわけ。ここまでのサービス企画って、他の恋活婚活アプリではまず見かけません。
加えて、お互いに相性がいいと診断されたことが分かっているだけに、マッチング率も高めです。
また、withには同じ趣味や考え方の異性を簡単に見つけられるコミュニティ機能「好みカード」があります。でも恋結びには、これに該当する機能がないんですよね。
加えてアプリ操作のしやすさ・見やすさなどの使い勝手は、withの方が圧倒的に軍配。使い方のサポートも行き届いています。これはさすがスマホゲームアプリ開発で上場した株式会社イグニスという感じです。
恋結びの「つながりで探す」はGPS連動という点で貴重ですが、出会いにつながる実用的な機能が充実していているのはwithの方ですね。
ともに男性は定額制で、マッチングまでは無料でもいけますが、メッセージ交換をするには有料会員になる必要があります。
女性は完全無料ですが、厳密にはゼクシィ恋結びは本人確認手数料として108円かかります。
それでは2019年11月時点の情報で、最も安いクレジットカード決済の月額料金(複数月プランは期間分一括払いなので1ヶ月当たりの料金を記載)を比較してみましょう。
■クレジットカード決済の月額料金比較
恋結び | with | |
---|---|---|
1ヶ月 |
3480円 |
3600円 |
3ヶ月 |
2997円 |
2667円 |
6ヶ月 |
2755円 |
2350円 |
12ヶ月 |
1980円 |
1833円 |
このように1ヶ月プランではゼクシィ恋結びが、複数月では全てのプランでwithが安い料金設定になっています。
毎月回復するいいね!数は恋結びは80回分でwithは30回。恋結びの方が50回分多くなっていますが・・・
機能の紹介に書いたように、withには診断イベント全てに参加すると、毎月最大300人に無料でメッセージ付きいいねを送れる太っ腹企画があるため、結局はwithの方がお得。
ちなみに恋結びのメッセージ付き「スペシャルいいね!」機能は必ず30いいね!を消費します。これ、ポイントで購入するとなんと680円分にも相当します(^_^;)
コスト面はwithの圧勝と言っていいでしょう。
ゼクシィ恋結びもwithも安心安全な恋活アプリであることは間違いなく、特に20代〜30代前半の彼女・彼氏作りに向いている点で類似点も多くあります。ただ、こうして比較してみると、withが出会いやすさ・料金面・機能面など、全てで優勢。
僕の使用感からも間違いないとは思っていたものの、分析すると思った以上に差がある印象です。これは現状の会員数の差にも表れているのかなと。
男性も無料でマッチングまで行けるので、僕は両方に参加して体感してみるのが一番と思ってますが、どちらか1つをオススメするなら、やはり断然withの方ですね。